社会の底辺だと思っていた「ゴミ収集車」のバイトをやってみた話

こんにちは、「マーケティングサークルふぇ」のボラティリティー先生です。

今日は僕が正直思っていた職業観について書こうと思います。

 

僕が憧れていた職業

子供の頃(もしかしたら今も)に思っていた憧れの職業って、誰しもありますよね?

僕の場合は宇宙飛行士。宇宙空間で飛び回れる宇宙飛行士は憧れでした。

他にも、あなたが男子だったらプロ野球選手、サッカー選手、エリート商社マン、アーティスト、女子だったらキャビンアテンダント、アナウンサー、女優やアイドルなんていうのは憧れる人も多いでしょう。

 

一方、僕が見下していた職業

みんなが憧れる職業がある一方、「これは嫌だなー」という職業もあるはずです。
昔から言われているものとして、「3K」(=汚い、キツイ、危険)という分類が有名ですね。

職業差別はダメだーって立派な人は言いますが、僕は正直に言います。
僕は3Kな仕事をしている人を見下していました笑

 

その中でも特に、ゴミ収集の仕事は本当に嫌だ・やりたくないという気持ちが強く、その仕事をしているのは他の仕事に就けないしょーもない奴らだとどこかで思っていました。

だから、そんな仕事とは関わらないようにしようと、どこか避けていた気がします。

 

知らないならやってみよう!ゴミ収集車の派遣バイトに応募

ただ、好奇心旺盛な僕は思いました。何も知らないままで決めつけているのはどうなんだろう。。。

やりもしないで批判しているような人にはなりたくないなーと思っていると、たまたま適当に登録していた派遣のバイトで「松戸市でゴミ収集のバイトを募集しています」という項目が。

 

まあやりたくは絶対ないけど、そんなにしょっちゅう応募があるわけでもないし、(当時)大学2年生の夏休みのうちに経験しておくのも悪くはないかも、、、という気持ちになりました。

中身は「正社員の人と2人1組でゴミ収集車に乗り、指定の区域のゴミを収集する」といった内容です。要は正社員の人のアシスタント。1日中その人といるので、ついでにごみ収集の仕事の中の人の話をたくさん聞けるなーと思い、応募。

その2日後(さすが派遣は早い)、現場に行きました。

 

バイト当日、現場に向かう。

バイト当日になりました。2017年の夏真っ盛り、天気予報を見ると最高気温35℃の表示。
やべー、暑いし臭いし、1年で一番キツい時期じゃん、、、と、当日になってから思いました笑

電車とバスで事業所に行くと、松戸近辺のヤンキー達がたくさん。
金髪ロン毛にジャラジャラピアス、全然期待を裏切らないわーw、なんて思いながら周りを見ていると、結構普通のおっちゃんも。
僕は無駄におっちゃんに可愛がられる性質があるためその人達と喋ってました。

おっちゃん「珍しい兄ちゃんだねー。大学でも行ってるの?どこ大さー」
「早稲田なんですよー。家近いんできちゃいましたw」
おっちゃん「おいおい、そんな大学の子が来るようなところじゃねえよここは(笑) もっと時給良いところあるやろー」
「あるんですけど、ゴミ収集の仕事やってみたかったんですよ」
おっちゃん「あんたも変わってるねー」

 

なんていう会話をぬるっとしていると、仕事の開始時間に。
仕事の組み分けの紙が渡されると、(確か)後藤さんという人の名前が書いていました。
さっきのおっちゃんが僕を呼びました。

 

おっちゃん「誰とペアになったんだい?」
「後藤さんっていう方です。どなたですかね??」
おっちゃん「おー、後藤か!あいつはホモだから気をつけろ〜ww」

そこに後藤さんが登場。40大後半くらいの、ちょっとハゲかけたおじさんがやって来ました。

後藤さん「おいおい、やめろよー笑 ◯◯くん、よろしく!」

 

そして、後藤さん(後藤のおっちゃん)とともに出発。太陽が照り始め、まさに酷暑と言わんばかりの夏の日でした。

ゴミ収集車の中で聞いた、後藤のおっちゃんの1人娘の話

つなぎみたいな作業着を着て、車に乗る。
後藤さんはすごく良い人だけどあまり自分のことを話さない方で、僕がひたすら喋りかけていました(笑)

僕が自分の過去の話をずーーっと喋っていて、中学生の頃の部活が楽しかったんですよーという話をした時、ふと後藤のおっちゃんが「僕の娘もちょうど今中学生で、今日は部活の遠征に行ってるよ」という話をしてくれました。

ようやく自分の身の回りの話をしてくれたか!と思い、根掘り葉掘り聞き始めるボラティリティー先生。すると後藤のおっちゃんは、本当に娘のことを大事に思っているんだということを話してくれました。

 

「僕はこんな仕事しか出来ないけど、少なくとも娘のことは幸せにしたいと思っているんだ」
「今時の中学生ってどんなことをしてあげたら喜ぶと思う?」
そして、「部活も勉強も大変そうだけど、一生懸命になっていることを心から応援してあげられるのは親しかできないんだ」

 

後藤のおっちゃんは昔、デスクワークの仕事をしていたそうです。が、突然リストラに合い、不景気でハローワークにもあまり仕事がなく、でも既に娘がいて、必死でもがいているうちにいまのゴミ収集(正式には清掃業者)の仕事に30代後半でついたそうです。娘の話をしているときはとてもアツく語っていて、目を潤ませている瞬間もありました。

後藤のおっちゃんは自己肯定感はめちゃめちゃ低いけど凄く人に優しくて、特に娘のことを本当に考えているということがヒシヒシと伝わってきて、若干病み期だった僕も思わずもらい泣きしました。

 

ゴミ収集という仕事をどこか下に見ていた自分が本当に恥ずかしくなり、後半はそんなことよりもどうやったらこんなおっちゃんのように優しく強く生きられるんだろうと必死に盗もうとしていた記憶があります。

 

職業に優劣は無い。結局、本人の生き方のスタンスで決まる。

実際にゴミ収集の仕事をして、相変わらず僕はゴミ収集の仕事をやろうとは全然思っていません(笑)。
いませんが、かつて明確では無いにしろ、無意識のうちに下に見ていたこの気持ちが今は全く無くなりました。

みんなが憧れる職業=他の職業よりも素晴らしい、他の職業はダメだ、というのはしょーもない考えだなと思うようになりました。

 

そんなことよりも、僕たちは何に対して真剣でありたいか、どんな生き方をしたいのか、誰を大切にしたいのか、それを考えるべきだと思います。

今回の後藤のおっちゃんのように、親や家族、周りの友人、先輩後輩、仲間、様々な人が支えてくれた結果がいまの僕たちです。だからこそ、クソみたいなブランドやプライドは捨てて、真剣に「どう生きていくか」を悩みながらも模索していくことこそがお世話になった人達に対する本当の孝行だと思います。

そうやって本気で考えている、もしくはこれから考えたい!という仲間と僕たちは活動していきたいです。
僕達と一緒に、前に進んでいきませんか?

マーケティングサークルふぇ
[未来の自分を一歩先へ]

 

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